Cellid,11億円資金調達でARディスプレーを開発へ

Cellidは,ARグラス用ディスプレーの開発に向けた総額11億円の資金調達を実施した(ニュースリリース)。

同社はARグラス用ディスプレーおよび空間認識エンジンの開発を主軸とした事業を展開している。特に,世界最大級の広視野かつ軽量のウェイブガイドの開発・設計においては業界最先端の技術を誇り,プラスチック製でフルカラー映像を映し出せる技術開発に世界で初めて成功している。

今回,国内金融大手のSBIインベストメントと東アジア最大級のVC/グロースエクイティファンドであるIMM Investment Japanを引受先とした第三者割当増資により,シリーズCラウンド(エクステンション)にて総額11億円の資金調達を実施した。

この資金調達で累計調達額は約64億円になるという。国内外の優秀な人材を獲得し,ウェイブガイドだけでなく,マイクロプロジェクターなど,ARグラスのキーコンポーネントの開発をさらに強化するとともに,量産体制を拡充し,同社製品の市場投入を加速させるとしている。

その他関連ニュース

  • ソニー,高密度RGBバックライトディスプレーを開発 2025年03月14日
  • スペクトロニクス,4.8億円を資金調達 2025年02月05日
  • OptQC,光量子コンピュータ加速に向け6.5億円調達 2025年01月23日
  • パイフォトニクス,豊田合成から資金調達し世界展開 2024年12月23日
  • 筑波大ら,プリンターでレーザーディスプレーを作製 2024年12月20日
  • JDI,台湾Innoluxとコントラスト690倍のOLEDで提携 2024年12月03日
  • 独メルク,仏半導体測定機器企業を買収し光部門強化 2024年11月29日
  • KOALA Tech,レーザー版有機ELで5.7億円を資金調達 2024年11月25日