エドモンド・オプティクス・ジャパンは,高レーザー誘起損傷閾値(LIDT)の「非線形光学結晶」と,面粗さが極めて小さい「TECHSPEC スーパーポリッシュ基板」を販売している(ニュースリリース)。
「非線形光学結晶」は,β-バリウムボレート(BBO)かリチウムトリボレート(LBO)があり,20-10の表面品質を持つ反射防止(AR)コーティングを採用する。平面度は,BBO結晶がλ/8,LBO結晶がλ/10になる。10J/cm2(@1064nm,10ns,10Hz)までの損傷閾値があるこの結晶は,チタンサファイアやYbドープレーザーの周波数変換用に適しているという。
「TECHSPEC スーパーポリッシュ基板」は,1Å RMS以下の面粗さを両面に採用し,散乱を減らす,あるいはUVやハイパワーレーザーとの使用の際に非常に優れたウインドウ基板。こうした基板の低散乱性は,高品質なイオンビームスパッタリング(IBS)のARコーティングか反射コーティングでも理想的な基板オプションになるという。この製品のその他のアプリケーションには,キャビティリングダウン分光法,光波散乱計測,UVレーザー眼科手術があるとしている。