スペクトラ・フィジックス(SP)は,顧客のサンプル加工の実施が可能なアプリケーションラボを,東京本社に開設したと発表した(ニュースリリース)。
このアプリケーションラボの新設により,顧客の要望,相談に対して,より迅速でフレキシブルなサンプル加工テストを行なえるようになり,同社レーザー製品による加工能力の可能性を,より的確に,十分に検討することが可能となるという。
具体的には,フェムト秒,ピコ秒,ナノ秒の同社レーザーラインアップの中から,顧客が所望する加工に最適なレーザーを選定し,最適条件でのサンプル加工テストを提供する。
光学系は,UV,グリーン,IR,それぞれの波長において,ガルバノスキャナーによる高速,自在な加工が可能。また,XYZ自動ステージおよび同時観察系により,狙い位置への加工,単レンズでのステージ駆動加工が可能となっている。
観察設備としては,高精度のデジタルマイクロスコープを設置し,加工状態の観察,加工条件の追い込みを効率的に行なえる環境を準備した。
同社はこのアプリケーションラボ開設により,顧客からのレーザー加工のニーズに対する加工ソリューション開発への提案をより一層充実させたいとして,サンプル加工の相談や依頼を受付けている。