米Videojet Technologiesは,「Lightfoot」缶印字システムを発売する(ニュースリリース)。
同社のファイバーレーザーと,2台の「Lightfoot」マーキングヘッド(1台あたり出力30W)から構成される印字速度に優れたシステムで,飲料缶を扱うメーカーのハイレベルなニーズに対応するという。
飲料缶印字用に開発されたこの製品は,IP69等級のマーキングヘッドやIP65等級のサプライユニット格納筐体などの頑強なパーツが用いられている。湿度が高く糖分を多く含む飲料を扱うような,装置にとって厳しい環境の中でも正常に動作し,洗浄にも耐える。
2台のマーキングヘッドは1台のコントローラに繋がっており,1時間に最大10万個の缶に印字することが可能。クラス1の密閉された筐体はレーザー光を漏らさず,組み込みの集塵機は人体に有害なアルミニウムの粉末(削りカス)やレーザーの煙を除去し,オペレーターを危険から守る。
マーキングヘッドに搭載されたエアナイフにより,ビーム射出窓に埃や汚れが溜まらず,清潔な状態を維持する。一般的な生産ラインへの組込や印字管理システムに接続には,業界標準プロトコルを使用することができる。
ファイバーレーザー技術は,従来のインクジェット式の印字に代わるクリーンで安全な技術。メンテナンスも最小限で済み,インクや溶剤を使用しないため,生産ラインの稼働率を最大限に高めることができるという。さらに,正確で耐久性の高い印字を可能とし,求められるレベルを満たす印字を実現するとしている。