ニレコは,グリーンレーザー「HR-G10」のカスタムオプションとして,「マーキング用スキャナユニット」の販売を開始した(ニュースリリース)。
光学系の最適化により,ハイパワーな10Wクラスのグリーンレーザーにもかかわらず,コンパクトなA4サイズのヘッドサイズを実現。装置への組み込みが容易なサイズとしたことにより,グリーンレーザーを用いたレーザマーキング活用の幅を広げるという。印字が難しい金属素材の他,多種多様な対象物へのハイパワーかつ高速な微細加工が可能だとしている。
「HR-G10」にマーキング用スキャナユニットを組み合わせたテストでは,ビーム径50um,加工エリア150mm×150mmで,マーキング可能速度は最高7,000mm/sと高速なマーキングを実現しており,これらの仕様をユーザーの要望に合わせたスペックにカスタマイズも可能だという。
加工対象は,各種金属の他,樹脂,ウェハーへのマーキング等。また,専用のマーキングソフトウェアは多数のフォントを内蔵し,文字や図形,バーコードや二次元バーコード等の生成が可能で,DXF,BMP等のファイルからのマーキングデータ生成も可能としている。