ダウは新成長法による「BBO結晶(Czochralski法)」の販売を開始した(会社HP)。
従来のBBO結晶はTSSG法(Flux法の一種)により,Flux(不純物液)の中で成長させるため結晶インゴットの外周部は不純物が多く,廃棄される。良質なBBO結晶はインゴットの中心部からのみ採取されるが,これらは欧米の重要ユーザーに多く提供され,需要が少ない日本のユーザーには,中心部からはずれた少し低品質なBBO結晶が回ってくることもあり,品質にもムラがあるという。
新成長法による「BBO結晶(Czochralski法)」はインゴットのどの箇所から採取しても良質で品質も一定な結晶が提供でき,比較的に安価だとしている。