生田精密研磨は,モディアシスムテズ,さとう技研と共同で開発したNC非球面レンズ切削加工装置「MiniMiller MM100-LG80」を光技術総合展示会OPIE’18(4月25日~27日,パシフィコ横浜)にて展示を行なっている(関連記事)。
この装置は同時4軸制御機構を備えたNC切削機を非球面レンズ加工に応用したもので,専用のソフトウェアに母材の削り量を入力するだけで非球面レンズを削りだすことができる。
これまでのように高価な装置を必要とせずに非球面レンズを手軽に作ることができる1000万円をきる925万円という価格は中小メーカーや研究室などでの試作に最適。またフットプリントは650×780mm(高さ1490mm)と小型で設置スペースをとらない。
会場では実際に加工のデモとサンプル展示を行なっており,多くの来場者が同社ブースに立ち寄っている。この盛況について同社担当者は「初日の午前中だけでこれだけの方に来てい頂いけたのは,この装置が認められている証明だと思う」としている。