三菱ケミカルは,同社の完全人工光型植物工場システム「Plant Plant™」で栽培したベビーリーフ「キュアリーフ™」の3商品全てがiTQi(国際味覚審査機構)において優秀味覚賞を受賞したと発表した(ニュースリリース)。
「キュアリーフ™葉酸」が最高クラスの三つ星に,「キュアリーフ™ビタミンA」及び「キュアリーフ™カリウム」がそれぞれ二つ星に認定された。葉物野菜の優秀味覚賞の受賞は今回の「キュアリーフ™」が世界初となる。
植物工場システム「PlantPlant™」は,高い技術力による安定的かつ効率的な生産が可能なこと等が評価され,2015 年10月に神奈川県の「ME-BYO BRAND」に認定されている。
この設備で栽培するベビーリーフは一般の野菜に比べビタミンA,ビタミンK,カリウム,葉酸などの栄養素が豊富であり,かつ,年間を通じて栄養素の濃度が一定に保たれる。またビタミンKが特に豊富なため,食品衛生法に定める「栄養機能食品(ビタミンK)」として提供することができる。
これらの特長に加えて,今回の受賞により,美味しさについても世界最高クラスの評価を得ることができたとしている。同社では今回の受賞を記念し,10月よりiTQi優秀味覚賞のロゴをデザインした新パッケージでの販売を神奈川県を含む首都圏の一部で開始し,以後,順次インターネット等での販売も行なっていく予定。