オリンパスは独自の高輝度・高演色LEDを新たに搭載し,非常に明るく鮮明な観察を実現した生物顕微鏡「BX53」の発売を,2017年6月1日から世界で順次開始した(ニュースリリース)。
「BX3」シリーズは,同社の生物顕微鏡の主力シリーズ。ライフサイエンスの先端研究から検査現場のルーチンワークまで,あらゆるニーズに応えるために,幅広いラインアップをそろえてきた。
今回発売する「BX53」は,100Wハロゲンランプと同等以上の明るさと同等の色再現性を有する独自の高輝度・高演色LED光源を新たに搭載した。これにより,観察に適した色や明るさに調整するフィルター操作をすることなく,各種の検鏡法において明るく鮮明な観察を行なえる。
また,対物レンズに応じて明るさを事前に設定することで,対物レンズ切り換え時の調光操作が不要になるよう,操作性の向上も図った。さらに,検査市場に多い塗抹標本のように厚みのあるサンプルをクリアに観察できる40倍の対物レンズも発売し,より正確な観察をサポートする。