SEMIは,4月3日(米国時間),2016年の世界半導体材料市場が,半導体の世界販売額が1.1%増加する中,前年比2.4%増となったと発表した(ニュースリリース)。
SEMIの材料市場統計レポート(MMDS)によると,ウエハープロセス材料販売額は,2015年の240億ドルから3.1%増となる247億ドルだった。パッケージング材料販売額は,2015年の193億ドルから1.4%増となる196億ドルだった。
地域別にみると,台湾が,国内のファンドリーとアドバンスト・パッケージの拠点を背景に98億ドルを消費し,7年連続で世界最大の半導体材料消費地となった。韓国と日本は,それぞれ前年の2位と3位のポジションを維持した。中国はランクアップし,世界第4位の市場となった。
前年比の成長率が最も高かった地域は,中国,台湾,日本の順となる。欧州,その他地域(ROW)および韓国は微増となった。一方で,北米の材料市場は縮小した(その他地域は,シンガポール,マレーシア,フィリピンなど東南アジア諸国およびその他小規模市場の合計)。
■2015-2016年半導体材料市場(地域別)
金額は十億米ドル、成長率は対前年比率
地域 | 2015年* | 2016年 | 成長率(%) |
台湾 | 9.42 | 9.79 | 3.9% |
韓国 | 7.09 | 7.11 | 0.2% |
日本 | 6.56 | 6.74 | 2.8% |
中国 | 6.08 | 6.53 | 7.3% |
その他地域 | 6.09 | 6.12 | 0.6% |
北米 | 4.97 | 4.90 | -1.4% |
欧州 | 3.07 | 3.12 | 1.5% |
合計 | 43.29 | 44.32 | 2.4% |