超広帯域量子赤外分光 1. はじめに 量子もつれを始めとする量子論に立脚した量子情報処理技術による,光量子センシングが注目されている1, 2)。光量子センシングでは,量子赤外分光,量子イメージングや量子コヒーレンストモグラフィーなど様々なセン […] 2025年03月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第108回 著者:京都大学 田嶌俊之
近距離光通信向け高効率ポリマー光変調器 1. はじめに 近年,動画配信サービスやAIを用いたサービスなどの普及により,データセンターにおける通信トラフィックおよび消費電力の増加が大きな問題となっている。そのため,データセンターネットワーク向けの光通信デバイスの […] 2025年02月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第107回 著者:九州大学 佐藤 洸
近赤外光硬化性樹脂を用いた自己形成光導波路によるシリコンフォトニクス自動接続 1. はじめに ネットワークインフラは現代の生活に欠かせない社会インフラであり,情報通信サービス需要は年々高まっている。さらに最近では生成AIが活用されるようになり,新技術の活用によってデータ流通量は爆発的に増加し,20 […] 2025年01月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第106回 著者:宇都宮大学 寺澤英孝
竹のチカラで紫外線による健康被害を防ぐ 1. はじめに タケはイネ科タケ亜科の常緑性の多年生植物で,垂直にぐんぐんと伸び,地球上の多くの地域で生育している1)。一般的なイネ科植物とは幅,大きさ,高さ,節間への枝張りが大きく異なる2, 3)。竹は,炭素(C)を貯 […] 2024年12月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第105回 著者:鹿児島大学 加治屋勝子
光周波数コムを用いた物体の運動に関する超精密計測と校正法 1. はじめに 筆者は2017年より精密工学の分野で,特に物体の運動や形状に関する精密計測に関する研究を行っている。本稿では,物体の運動計測に関して,特に回転運動の計測について述べる。例えば半導体製造はいまやナノメートル […] 2024年11月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第104回 著者:東北大学 松隈 啓
こすると発光色が変わる有機結晶の合理的創製 1. はじめに サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合したSociety 5.0の未来社会実現に向けて,フィジカル空間の情報をサイバー空間に伝達するための多様なセンサーシステムを開発することが求 […] 2024年10月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第103回 著者:横浜国立大学 伊藤 傑
光ウェアラブルセンサによる局所筋血流と酸素消費の非侵襲同時計測 1. はじめに:酸素摂取と健康長寿 超高齢化社会を迎えた我が国において,健康寿命(健康上の問題で日常生活が制限されずに生活できる期間)の延長は喫緊の課題となっている。日常生活に支援が必要となる心身の衰え「フレイル」1)の […] 2024年09月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第102回 著者:明治大学 小野弓絵
関心領域のみをすばやく分子分析するラマン分光技術 1. はじめに 筆者は2005年より,光を利用するフォトニクス計測分析技術の研究開発に取り組んでいる。2015年以降は特に,体を視る/診るフォトニクス計測分析技術の研究開発に注力し,未来医療基盤の創出を目指している。その […] 2024年08月12日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第101回 著者:大阪大学 熊本康昭
熱画像解析による土壌有機物量計測技術の開発 本シリーズが第100回目を迎え,若手研究者の研究に加えて,ミニインタビューも掲載していければと思います。より充実した内容をお届けしますので,ご期待ください。 1. はじめに 土壌中に存在する土壌有機物は,植物への養分供給 […] 2024年07月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第100回 著者:大阪工業大学 加賀田翔
組織深部を可視化する腹腔鏡用近赤外分光イメージングデバイスの開発 1. はじめに 近年の急速な高齢化の進展に伴い,世界的に癌の罹患数および死亡数はともに年々増加の一途を辿っている1)。癌に対する治療において,外科的切除は根治を期待しうる重要な治療であり,今後も手術件数は増加すると予測さ […] 2024年06月10日 若手研究者の挑戦 若手研究者の挑戦 第99回 著者:(国研)産業技術総合研究所 髙松利寛