相対性理論を証明する ─いま最も精密な時を測る光格子時計の実力とは?

◆香取 秀俊(カトリ ヒデトシ)
東京大学 大学院工学系研究科 教授

平成3年8月 東京大学工学部・教務職員,平成6年9月 ドイツ,マックスプランク量子光学研究所・客員研究員,平成11年4月 東京大学工学部附属総合試験所 協調工学部門・助教授,平成17年4月 東京大学大学院工学系研究科 物理工学専攻・助教授,平成22年5月 東京大学大学院工学系研究科 物理工学専攻・教授,平成23年4月 理化学研究所 香取量子計測研究室・招聘主任研究員,現在に至る。朝日賞,紫綬褒章,日本学士院賞など受賞。

時間のものさしとしては現在,セシウム原子時計が採用されている。この時計はイギリスで発明されたものだが,これよりもさらに高精度な時計が日本で生まれた。

光格子時計だ。その開発は東京大学・香取秀俊教授によってもたらされた。これによって秒の再定義が現実的になってきている。

香取教授ら研究グループは2018年11月,光格子時計をスカイツリーに持ち込み,重力による時間の進み方を見る実験を行なった。これは相対性理論の検証につながる。香取教授は,実用化を見据えた応用研究を進めている。

今回編集部では香取教授のもとを訪れ,光格子時計とは何か?その実現によって何が変わるのかについて話を伺った。

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