東京大学大学院工学系研究科の香取秀俊教授が、2026年度NEC C&C賞を受賞した(ニュースリリース)。
香取教授は、レーザー光で多数の原子を捕らえる「光格子時計」を考案し、従来のセシウム原子時計を大幅に上回る超精密な時間計測を可能にした。光格子時計の社会実装に向けた小型化や実用化にも取り組み、その成果は2025年の島津製作所による光格子時計の商用化につながった。
また、光格子時計を用いた一般相対性理論の検証や地殻変動の監視、通信や測位の精度向上などへの応用の可能性を示した。こうした光格子時計の研究成果や情報通信技術への貢献が評価され、今回の受賞に至った。
NEC C&C賞は、公益財団法人NEC C&C財団が1985年に創設した賞で、情報処理技術、通信技術、電子デバイス技術、およびこれらの融合分野の発展に顕著な貢献を果たした研究者などに贈られる。

写真 香取秀俊氏





