santec AOCは,光部品製品の生産能力増強のため,ベトナムTOSA DENSHI VIETNAM,LTD.内に新規OEM工場を設立することを決定し,10月5日に開所式を執り行なったと発表した(ニュースリリース)。
近年では,増大する通信需要に対して,それを支える光トランシーバも,高速大容量化が求められている。こうした状況の下,低コストで安定した製品供給が可能となる生産体制の増強のために,TDV工場の設立を行なった。この工場にてモニタ製品の生産が開始されるという。
今回新設したTDV工場はSeto Vietnam Co., LTD.(ベトナム社会主義共和国ダナン市)内の第一OEM工場に続く同社の第二OEM工場。協力会社である土佐電子社(高知県土佐市)とのパートナーシップのもとで運営されるという。
この工場では,最新の設備と厳格な品質管理体制を導入し,より信頼性の高い製品の生産を目指す。また,設立により,ホーチミン市における雇用創出や技術向上にも貢献し,地域社会の発展にも積極的に寄与することを目指すとしている。
■新工場の概要は以下の通り。
敷地総面積:2,460m2
建築延床面積:675m2
従業員数:21名(同社OEM生産に従事する人数のみ)
生産品目:光トランシーバ用光受動部品(タップ型フォトディテクタなど)