米Teledyne FLIRは,従来品よりも広い範囲の撮影が可能な広角版赤外線カメラモジュール「Lepton3.1R」の発売を開始した(製品ページ)。
Leptonは,小型の赤外線カメラモジュール。10セント硬貨よりも小さなサイズと安価な価格設定から,これまで多くの機器へサーマルイメージング機能を追加してきた。
今回,従来品(水平画角57°)に加え,水平視野角95°を実現した新製品が登場し,広い範囲の撮影が可能になった。今後はより多くの用途,場面での活躍が期待されるとしている。
加えて,この製品は技術サポートが充実しており,無償のSDK(ソフトウェア開発キット)やGUI(評価用アプリ)などがある。新製品においても,95°FOVの歪み補正校正ガイド等のアプリケーションノートの用意があるという。
この製品の主な特徴は以下通り。
・波長域:8~14μm
・画素数:160×120
・ピクセルサイズ:12μm
・画角(水平):95°
・画角(対角):119°
・フレームレート:8.7Hz
・温度分解能:50mK(0.05℃)
・温度測定機能:あり
・サイズ:幅11.8x高さ12.7x奥行7.2mm(with socket)