東芝ライテックは,UV-C LEDと光触媒のダブル効果による除菌・脱臭装置「UVish(ユービッシュ)」シリーズに,より広い100m3(約25畳)の空間に対応した「UVish据置タイプ100・壁掛タイプ100」の2機種を新たにラインナップし,7月1日から発売すると発表した(ニュースリリース)。価格はオープン。
「UVish」は,小空間向け30m3(約8畳)の軽量・コンパクトな第一弾モデルを2021年7月に発売。今回発売する製品は,100m3(約25畳)に対応しており,より広い空間で除菌と脱臭を両立できる。
例えば,病院の待合室,社会福祉施設の食堂,学校の教室等では,パワフルな「据置タイプ100,壁掛タイプ100」を,病院の個室,オフィスの会議室の机の上・受付カウンターの上などでは,コンパクトで持ち運びが簡単な従来モデルを,それぞれ使い分けることでより広いニーズに対応できるとしている。
「据置タイプ」は,除菌方式に従来の殺菌ランプではなく小型な光源である2種類のUV-LED(除菌用UV-C/光触媒用UV-A)を採用することにより,奥行き150mmの薄さを実現。シンプルなフォルムで壁面にすっきり収まり,薄形のため空間に溶けこみ圧迫感を感じさせないという。
「壁掛タイプ」は壁面に設置することで,床面のスペースを確保することが可能。床面に機器を置かないので車椅子や歩行の邪魔になりにくく,こどものイタズラ,接触・転倒事故のリスクを回避できるとし,トレーニング機器が多いスポーツ施設でも床面スペースを有効活用できるとしている。
UV-C LEDはウイルス抑制・除菌,光触媒はウイルス抑制・除菌・脱臭に確かな作用と効果があるとされ,一般的な空気清浄機がウイルスや菌をフィルターで捕集するのに対し,このシリーズはウイルス・菌の活動を抑制,ニオイの元を分解するため,原因物質を元から抑えることが可能となるという。