旭化成ら,深紫外LEDで車両の空気殺菌する実証開始

旭化成と情報通信研究機構(NICT)は,深紫外LED(UV-C LED)を搭載した空気殺菌装置を用いて,静岡鉄道の車両にて実証試験を開始した(ニュースリリース)。

この試験は,環境省の「脱炭素社会に貢献する265nm帯高強度深紫外LED開発とウイルス不活性化・CO2排出削減効果実証」事業の一環で実施した。

深紫外LEDは,これまで紫外線殺菌に用いられてきた水銀ランプに比べ,小型で深紫外線を効率的に照射ができる。この試験に用いる空気殺菌装置は,縦型の装置で,深紫外LEDにより空気中のウイルスの不活性化を行なうもの。

この試験は,静岡鉄道の静岡清水線の車両に対して実施する。第一回目のオンサイト検証として,新静岡駅—新清水駅間において開催されたイベント電車において,空気殺菌装置を車両内に設置し,2日間の実証試験を行なった。

この実証事業では,深紫外LEDの特長を活かし,水銀ランプ品と同等以上の殺菌性能をより低消費電力で実現することで,公衆衛生の向上とエネルギー消費の低減,また,それによるCO2排出量の削減を目指すとしている。

キーワード:

関連記事

  • 旭化成、深紫外LED事業を終了

    旭化成は、事業ポートフォリオ変革の一環として、UVC(深紫外) LED事業を終了した(ニュースリリース)。 同社は子会社である米Crystal IS社が有するAlN(窒化アルミニウム)基板の材料技術を活かし、その応用の一…

    2026.04.02
  • マクニカら、タイ亜熱帯環境下でペロブスカイトPVの実証を開始

    マクニカは、タイ SENA Development Public Company Limitedの子会社であるSENA Green Energy Company Limitedと、ペロブスカイト太陽電池(ペロブスカイトP…

    2025.11.26
  • JR東海と古河電工、鉄道台車向けレーザーブラスト技術「インフラレーザー」を実用化

    東海旅客鉄道(JR東海)と古河電気工業(古河電工)は、鉄道台車の探傷試験に先立つ塗膜除去工程において、古河電工が開発したインフラ構造物向けレーザーブラスト技術「インフラレーザー」を採用し、2025年6月から運用を開始した…

    2025.11.14
  • 東芝ら,建材一体型太陽光発電の実装検証を開始

    東芝エネルギーシステムズ,YKK AP,東京都港湾局,関電工,東京テレポートセンターは,令和7年8月5日より,臨海副都心青海地区のテレコムセンタービルにおいて,次世代型ソーラーセルを活用した建材一体型太陽光発電内窓の実装…

    2025.07.24
  • 東芝ら,原子炉で量子セキュア通信の実証実験に成功

    米パデュー大学,米エネルギー省オークリッジ国立研究所,東芝インターナショナル米国社は,パデュー大学原子核工学部の原子炉で,量子鍵配送(Quantum Key Distribution:QKD)技術を利用した量子セキュア通…

    2025.07.18

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア