スタンレー,2タイプのUV除菌機を発売

スタンレー電気は,フロア型の空間除菌機「AℓNUV_AirF」とデスクトップ型の空気除菌機「AℓNUV_AirD」の販売を開始した(ニュースリリース)。

いずれの製品も除菌用光源として,除菌効果の高い265nm深紫外LED(山口大学との共同評価試験により波長265nmの新型コロナウイルス除菌有効性を確認済)と254nm深紫外CCLランプを搭載。2021年8月に発売開始した空気除菌脱臭機ポータブル「AℓNUV_AirP」と合わせて,「AℓNUV_Air」シリーズ3製品が揃った。

空間除菌機フロア「AℓNUV_AirF」は,同社内製の寿命50,000hのUVランプを搭載。フィルターなどの交換の手間がなくメンテナンスフリーで,同シリーズ最大の風量により高い除菌性能を実現。利用シーンとして待合室や会議室,公共施設,店舗などを想定し,除菌効果は5分で93.3%,15分で98.3%,30分で99.9%以上だという。

空気除菌機デスクトップ「AℓNUV_AirD」は,薄型・小型形状が特徴のパーソナル空間向け空気除菌機で,置時計の秒針の音(20db)ほど静かな為,音が気になる環境でも使用できる。利用シーンとして病院受付,診察室,小型会議室などを想定し,除菌効果は5分で89.5%,15分で99.9%,30分で99.99%だという。

同社は,265nm深紫外LEDを中心としたデバイス製品からユニット・モジュール製品まで,水や空気・表面の除菌アプリケーションに合わせた製品を開発提案していくとしている。

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