OKIは,画面に触れることなくタッチパネルを操作できるATM用「ハイジニック タッチパネル」の販売を開始した(ニュースリリース)。
このパネルの搭載により,利用者は画面に触れず,その数cm上に指をかざすことでパネルを操作し,ATMでの取引を行なうことができる。本格導入第一号として,大同信用組合にこのパネルを搭載した「ATM-BankIT Pro」を納入し,10月27日より本店営業部ATMコーナーで稼働を開始したという。
「ハイジニック タッチパネル」はセンシング技術を活用し,従来,画面に指を触れていたタッチパネル操作を非接触で行なえるようにしたもの。端末の操作画面に実装した赤外線タッチセンサーにより,利用者は画面の数cm上に指をかざすことで操作ができる。
大同信用組合は新型コロナウイルス感染症の影響が続く中,ユーザーおよび職員の健康と安全・安心を最優先すべきとの考えから,全国の金融機関に先立ちこのパネルを搭載したATMの導入を決めた。
ATMなどのセルフサービス端末は,ウィズコロナの新しい生活様式に対応し,非対面で金融サービスが提供できる存在として注目されている。OKIはこのパネルについて今後2年間で1,000台の発売を目指すとし,今後,新しい生活様式における安全・安心を提供する取り組みを進めるとしている。