古河電気工業は,細径16心ローラブルリボンを実装した細径超多心6912心光ファイバケーブルならびに多心融着接続機「S124M16」および関連工具を開発した(ニュースリリース)。
データトラフィックの急激な増大に伴い,データセンタでは従来以上に早急な光ファイバネットワークの大容量化が求められている。同社が2018年3月に製品化した6912心ケーブルにより,従来の864心ケーブルを置き換えることで通信容量を8倍に拡大することが可能になったが,一方で超多心ケーブルは融着作業時間が長くなるという課題があった。
今回,直径200µmの細径光ファイバ16本を間欠的に接着させたローラブルリボンを用いることで6912心光ケーブルを開発した。さらに,200µm16心ローラブルリボンを融着接続するために最適化した多心光ファイバ融着接続機と関連工具を同時に開発したことで,従来の12心ローラブルリボンと比べてケーブル1本あたりの融着作業時間を25%削減することが可能になったとしている。