宇都宮大学は,日刊スポーツ新聞社と,新たなデジタルデバイスである「空中ディスプレー」を用いた報道展を開催する(ニュースリリース)。
空中ディスプレーは近未来のデバイスとして,日々研究が続けられている。今回,宇都宮大学山本研究室と日刊スポーツ新聞社が提携し,再帰反射による空中結像(AIRR)を用いた空中ディスプレーを,日刊スポーツ新聞社の本社ラウンジ1階に設置する。
公共空間に向けた空中画像の提示実験としては世界初とする。デジタルコンテンツの発信だけではなく,屋外広告としての活用など将来的な実装を視野に入れた社会実証実験との位置づけだとする。
最近では,新型コロナの感染対策の観点で注目を浴び,非接触型の空中パネルを実現する技術に期待が高まっているが,今回,空中でお絵描きができる非接触型のデジタルデバイスも用意。コロナ禍で提唱されるニューノーマルの生活様式にも対応した新たな表現方法を共同で探求していく。
なお,今回の空中ディスプレーと非接触型デジタルデバイスはともに,日本カーバイド工業のリフレクター(再帰反射シート)を使用しているという。
◆展示概要
【イベント名】 「宇都宮大学×日刊スポーツ 空中ディスプレイ報道展2020」
【日時】 2020年12月24日(木)~2021年1月11日(月)
【場所】 株式会社日刊スポーツ新聞社1階 ラウンジスペース(東京都中央区築地3-5-10)