NECは,住友商事が開設したオープンイノベーションラボ「MIRAI LAB PALETTE」にて,同社の生体認証「Bio-IDiom」の中核技術である顔認証技術と,サーマルカメラを組み合わせた感染症対策ソリューションを活用した実証実験を9月29日より実施すると発表した(ニュースリリース)。
新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大し,人々の暮らしや経済活動に大きな影響を与えている。また,社会の在り方がNew Normalへと変革していく中,経済活動を継続する上で人が集まる場所での効果的な対策が求められている。
感染症の拡大を受け,MIRAI LAB PALETTEにおいても利用者の検温を従業員が行なっていたが,今回,非接触かつスムーズに体表温度測定が可能なサーマルカメラを導入することで,スタッフと来場者の接触を減らし,感染リスクを低減する。
また,顔認証技術を活用し来場者の把握を同時に実施することで,設定値以上の体表温度が確認された場合は,対象者の顔情報と併せてスタッフに通知し検温を促すこともできるという。
なお,顔情報の利用については,人権・プライバシーの観点から,同意をいただいた来場者のみ行なうとしている。