佐賀大ら,カメラ映像でドローンを自律飛行制御

著者: sugi

佐賀大学と,人工知能・ロボティクス技術のアトラックラボは,共同でARマーカーを活用した屋内でのドローン制御を開発した(ニュースリリース)。

ドローンに搭載したARマーカーを俯瞰カメラによって認識し,ドローンの3次元位置を計測する。さらに,画角が一部分重なるように設置された複数のカメラ映像が一つの空間としてPC上に構築されるため,長い廊下や大規模倉庫など1台のカメラではカバーできない広範囲の空間における自律飛行制御を可能とした。

ARマーカーを用いた制御システムは,佐賀大学が開発,ドローンに実装した。アトラックラボは,ドローンの自律制御や通信などを担当した。

従来,ドローンのGPSを用いない自律飛行制御では,LiDARやステレオカメラが必要だったが,この方式では安価なWEBカメラなどが使用できるため,コスト面でも大きなアドバンテージがあるという。

研究グループは今後,ドローンだけでなく,屋内をUVを用いて消毒したり,ビニールハウスで農薬散布や収穫の援用を行う自律型ローバー(車両型ロボット)の制御など,コストの制限が大きい分野などに応用していくとしている。

キーワード:
 

関連記事

  • 大成建設、自動運転をインフラから支える位置推定補正の新技術を開発

    大成建設は、自動運転レベル4の社会実装の拡大を見据え、トンネル内など特徴の少ない区間で生じやすい走行方向の車両位置の誤差を、インフラ側から効果的に補正する位置推定技術「T-Localizer」を開発した(ニュースリリース…

    2025.12.22
  • 「 NTTモビリティ」設立 2028年にレベル4の自動運転サービス目指す

    NTTは、将来の自動運転社会の実現を目指す事業会社「NTTモビリティ」を12月15日付で設立し、同17日に報道関係者向けにその事業内容などについて会見を行なった。 NTTモビリティの社長に就任した山下航太氏は、交通の担い…

    2025.12.17
  • NTTイードローン,レーザー照射ドローンで害獣対策

    NTT e-Drone Technologyは(NTTイードローン),全国的に深刻化する鳥獣害問題に対応するため開発・製造した,鳥獣害対策専用ドローン「BB102」の提供開始した(ニュースリリース)。2025年10月1日…

    2025.10.03
  • 群馬大,空中スクリーンへの高精細な投影技術を開発

    群馬大学の研究グループは,高精細な画像を空中に映し出す空中ディスプレー技術である「HoverCanvas」を開発した(ニュースリリース)。 近年,様々なイベントでドローンショーが利用されており,上空に映像を表示する技術に…

    2025.09.24
  • 鹿島とSUBARU,ファイバセンシング自動運転の実証実験開始

    鹿島建設とSUBARUは,2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場へのアクセス道路として使用されている高速道路において,大阪市の協力のもと,アスファルト舗装の内部に光ファイバセンサケーブルを敷設し,光ファイバセンシ…

    2025.06.27
  • 2035年ADAS搭載台数,日米欧中で約8400万台に

    矢野経済研究所は,ADAS/自動運転システムの世界市場の調査を実施し,市場概況や採用動向,個別メーカーの事業戦略を明らかにし,2035年までの新車におけるADAS/自動運転システムの世界搭載台数を予測した(ニュースリリー…

    2025.03.06
  • 慶大ら,走行中のLiDARシステムを長距離から無効化

    慶應義塾大学と米カリフォルニア大学は,自動運転車両のLiDARセンサーシステムにおける新たな脆弱性を発見した(ニュースリリース)。 LiDARセンサーは,高精度な3D空間認識能力を持つことから,多くの自動運転システムに採…

    2025.03.03
  • NTT,サーマルカメラとドローンで夜間に人物を探索

    NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は,福島県昭和村において自律飛行型ドローン「Skydio X10」を活用した夜間人物探索の実証実験に成功した(ニュースリリース)。 災害時などの人命救助において,72時間の壁と…

    2024.12.05

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア