サンテックのLiDAR技術「Swept Source Lidar」に関する論文が,OSA(米国光学会)の「Optics Express」に掲載された(ニュースリリース)。
論文では,同社独自のLiDAR方式である「Swept Source Lidar」を提案し,その原理実証を行なった。Swept Source Lidarは,波長分散による非機械式ビーム偏向とFMCW(Frequency-modulated continuous-wave)法による距離計測を,同時かつ連続的に実行する。
これにより,シンプルなソリッドステート式FMCW LiDARの実現が可能となるという。実証には波長掃引OCT(SS-OCT)技術を応用し,FMCW LiDARを実現した。また,論文では車載応用に向けた実現可能性やシステムの拡張性についても議論しているという。