カネカの太陽電池,トヨタの自動運転車に採用

カネカは,同社が開発した結晶シリコン太陽電池(ヘテロ接合バックコンタクト型)が,トヨタ自動車の低速自動運転EV「e-Palette」のルーフガラス部分に採用されたと発表した(ニュースリリース)。

この製品は,同社の世界最高の変換効率(結晶シリコン太陽電池として世界最高の変換効率26.7%を達成)を誇る結晶シリコン太陽電池技術を用いており,また表面に配線のないバックコンタクト構造によって,自動車用ガラスに近い意匠性を実現した。今回,こうした高い変換効率と意匠性が評価されて採用に至った。

ヘテロ接合バックコンタクト型とは,ヘテロ接合技術とバックコンタクト技術を組み合せた結晶シリコン太陽電池。結晶シリコンとアモルファスシリコンの組み合せによる欠陥低減や,電気に変換できる光の波長が異なる材料を組み合せることで変換効率を向上させることができる。

バックコンタクト技術は太陽電池の裏側にのみ電極をつくり電気を取り出す技術で,電極を裏面に集約することで,受光面を広くできるため,変換効率を高めつつ,意匠性も向上させることができる。

この太陽電池は曲面状に設計することができ,自動車ボディへの設置が可能となったという。

その他関連ニュース

  • GSアライアンス,印刷方式量子ドット太陽電池開発 2021年07月20日
  • 2035年PV導入量,2020年2.1倍の1億4,100万kWに 2021年07月06日
  • AGCの太陽光発電ガラス,産総研のキャノピーに 2021年06月29日
  • 2030年車載ECU市場,19年比75%増の15兆5,819億円 2021年06月21日
  • 産総研ら,高効率フレキシブルCIS系PVモジュール 2021年06月01日
  • リコー,色素増感太陽電池の発電量を20%向上 2021年05月13日
  • 九大ら,ペロブスカイトの吸収波長を長波長化 2021年05月07日
  • 原研ら,次世代太陽電池材料を高効率化・長寿命化 2021年04月01日