山形大ら,子ども・子育て用有機EL照明を開発

山形大学とミキハウスブランドを展開する三起商行の研究グループは,子ども・子育て用の有機EL照明及び,同分野のアパレル向け店舗用有機EL照明を企画・製作した。

また,山形大学と山形大学発ベンチャーで有機EL照明器具等企画開発製造販売会社のオーガニックライティングは,初めての赤ちゃん用有機EL照明として,ベビーライト「MOON BEAR」を共同で企画・開発した(ニュースリリース)。

店舗用有機EL照明は,目に優しく,色の再現性に優れた有機EL照明を,上質なランドセルやベビーウェアなど,素材にこだわった商品の違いを見せる展示棚用照明として用い,実店舗で利用して価値を確かめることを目的に,店舗用照明としてミキハウス本社ショールーム(大阪府八尾市)に設置し実証実験を開始した。

有機EL照明は,面発光の均一な光を発する光源で,発光スペクトルが自然光に近く,演色性(色の見え方)が優れているため, 色ずれをおこさず素材の持つ本来の色や丁寧な細部の作りを際立たせることができるという。

ベビーライトは,赤ちゃんの眼を刺激から守るために,ブルーライトが少ない有機EL照明の特性を生かして製作された。現在,市場で販売されている照明の光には,いわゆるブルーライトという短波⻑の⻘色光成分が多く含まれている。またLEDなどの点光源の照明は目に眩しく感じる。

産まれたばかりの赤ちゃんは強い光の刺激から眼と脳を守るために,眼が見えない状態で産まれてくるので,赤ちゃんの眼と脳は「あかり」にとても繊細と言われている。そのため夜中の授乳やおむつ交換の時に点ける照明の明かりの刺激で赤ちゃんがぐずったり,なかなか寝付けなかったりという悩みが聞かれた。

有機EL照明は,面光源なので眩しさが少なく,強い光による刺激を避けることができる他,やさしい自然光のような光を発する高演色性の照明なので,夜中でも赤ちゃんの顔色を正しく見る事ができる。また,成⻑段階に合わせて,勉強時のデスクライトとしても使用できる。

産婦人科医院での試用を通して,医師から推奨を得られたという。今回,共同で企画開発を行なったオーガニックライティングより,クラウドファンディング 「Makuake」に出展し,製品化を目指すとしている。

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