ams OSRAM,園芸用照明器具向け高出力LED発売

オーストリアams OSRAMは,園芸用照明器具に高出力LED「OSCONIQ P3737」を発表した(ニュースリリース)。

このLEDはハイパーレッドで全体的な電力変換効率83.2%を達成しており,園芸用照明器具のメーカーはより低い消費電力で,より高い6.13μmol/sの光量子束を達成でき,光合成速度の顕著な増加と,作物の収穫量の最大化,収穫サイクルの短縮ができるとしている。

簡単にコストを計算すると,全体効率が74%のLEDと比較して,11%の省電力を達成することができる。年間の電気代が10万ユーロ(≒1,700万円)を超える温室の場合,このLEDを用いた照明を導入することで,同じ光量子束で年間1万ユーロ(≒170万円)以上を節約することができるという。

さらに,このLEDは102,000時間の使用後でも当初の光出力の90%を維持し,園芸用照明器具向けのあらゆるLEDの中で最も長寿命だとしている。

この製品は,温室のトップライトとして,あるいは植物や花の畝間のインターライトとして,単独光源照明,または垂直農業用の照明として使用することができる。色は,ハイパーレッド(660nm),レッド(640nm),ディープブルー(450nm),ファーレッド(730nm),ホーティホワイトの5色をラインナップしている。

キーワード:

関連記事

  • 今回開発した“トップエミッション型” 深紫外LEDの模式図

    NICT、トップエミッション型の深紫外LEDを開発 従来構造比で電力変換効率35%向上

    情報通信研究機構(NICT)は、LEDチップを上面から光を取り出す「トップエミッション型」の深紫外LEDを開発した。電極と光取り出し部に独自の素子構造を設け、従来構造の深紫外LEDより約35%高い電力変換効率を実証した(…

    2026.10.28
  • 日亜化学工業「NVSU434A」シリーズ

    日亜化学、効率2倍・出力3倍の高性能UV-LEDを開発 300nm帯の製品群を拡充

    日亜化学工業は、300nm帯の高効率・高出力UV-LED「NVSU434A」シリーズを開発し、2027年1月に発売する予定だ。ピーク波長308nmと330nmの製品では、従来製品比で約2倍の発光効率と約3倍の光出力を実現…

    2026.10.21
  • 電通大と日亜化学、全固体電池向け軽量固体電解質を開発

    電気通信大学・教授の中村淳氏と日亜化学工業の市川諒英氏らの共同研究グループは、軽元素を主体とした新しい固体電解質材料「RbLi(Li₃SiO₄)₂」を合成し、そのリチウムイオン伝導特性と伝導機構を解明した(ニュースリリー…

    2026.10.16
  • 日亜化学、植物育成用LEDで園芸売り場の商品ロス削減・売上増を確認 

    日亜化学工業は、植物育成用LED「Hortisolis™」を搭載した照明を園芸売り場に設置して実証試験を行ない、植物の廃棄削減と売上向上を確認した(ニュースリリース)。 小売店の園芸売り場では、自然光が十分に得られないこ…

    2026.10.08
  • 【解説】半導体を支える「光」 熊本県立大の新学部から見る半導体とフォトニクスの接点

     熊本県立大学は2026年9月1日、文部科学大臣から「半導体学部半導体学科」の設置認可を受けた(ニュースリリース)。2027年4月に開設し、1学年60人、教員16人体制で半導体分野の人材育成に取り組む。  「半導体学部」…

    2026.09.23

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア