三菱ケミカルホールディングス(MCHC)は,次世代情報通信基盤の定義と構築をめざす団体「IOWN Global Forum」に参加する(ニュースリリース)。
なお,素材メーカーとして参加するのは同社が初めてとなる。
IOWN(アイオン:Innovative Optical and Wireless Network)構想は,NTTが提唱する,スマートな世界を実現する最先端の光関連技術および情報処理技術を活用した次世代情報通信基盤構想。
NTTは,IOWN構想をオープンイノベーションで実現するためにインテル,ソニーとともに団体「IOWN Global Forum」を発足し,世界の各業界先進企業を対象に参加メンバーを募っている。IOWN Global Forum は,2024年仕様決定,2030年商用化をめざし,2020年4月より本格的に活動を開始する。
MCHCは,2030年に向けた次期中期経営計画の基本方針として「KAITEKI Vision 30(KV30)」を掲げ,社会課題の解決をグローバルに主導するソリューションプロバイダーをめざしている。
KV30では,次世代高速通信ソリューションや半導体ソリューション等によるデジタル社会基盤,ヒト・ロボット共生空間ソリューションによる人快適化,予防医療やプレシジョンメディシン等による医療進化などを成長事業領域に位置付けている。
今後,IOWN Global Forumの活動を通して,ソリューションの提供に取り組むことで,KV30の実現をめざすとともにIOWN構想およびスマートな世界の実現に貢献していくとしている。