マクニカ,メカレスLiDARの販売開始

マクニカは,豪Baraja Pty Ltd.と同社のLiDAR「Baraja LiDAR」について,日本国内における代理店契約を締結した(ニュースリリース)。

LiDAR(Light Detection and Ranging)は,自動運転車の目として,また先進安全運転機能を実現する上で最も重要なデバイスの一つとされている。

この製品は,同社技術「Spectrum-Scan」によりリアルタイムに点群の密度をコントロールすることができる。これは周波数を変えることにより,プリズムを通過した時のレーザーの屈折角が変わる原理を応用したもので,メカレスでのビーム走査を実現している。

解像度は最大水平方向0.05°垂直方向0.025°(リアルタイムに変更可能),10%の反射率で240m以上先の物体検出が可能。HFOVは120°,VFOVは25°となっている。レーザー駆動部分(エンジン)と,プリズム部分(センサーヘッド)を分けることにより,360°計測時のトータルコストを削減する。

これにより,万が一のアクシデント時にも,センサーヘッドのみ交換することによりダウンタイム/コスト削減が可能。センサーヘッドとエンジン間は光ファイバケーブルで接続されており,数百mまでケーブルを延長することも可能だとしている。

マクニカでは自動車のみならず,建設機械,鉄道,セキュリティ,インフラ関連等,様々な非車載アプリケーションへの展開も想定しているとしている。

キーワード:

関連記事

  • 小糸製作所、国産LiDARでデモ映像も展示【OPIE26】

    小糸製作所は、長距離・短距離向けの各種LiDARの開発を進めているが、OPIE26においてデモも交えて出展した。 同社は2018年より、LiDARベンチャー企業 米Cepton社と協業し、現在は短距離タイプと長距離タイプ…

    2026.04.24
  • 京都大学 特別教授 野田進教授

    フォトニック結晶レーザーが拓く「高輝度半導体レーザー」の次章

    半導体レーザーは小型、高効率という強みを持つ一方で、高出力化するとビームが乱れ「輝度」が伸びないという壁があった。フォトニック結晶レーザーはその常識を塗り替えつつある。その研究の先駆者である京都大学高等研究院・特別教授の…

    2026.04.02
  • 早大、AIデータセンターやLiDARを高度化する340倍増幅の光回路モニタを開発

    早稲田大学理工学術院の北智洋教授らの研究グループは、シリコンフォトニクス光集積回路において、従来のシリコンPIN型検出器と比較して約340倍もの検出感度を実現し、かつ光をほとんど減衰させない超小型の光回路モニタを開発した…

    2026.03.24
  • 大成建設、自動運転をインフラから支える位置推定補正の新技術を開発

    大成建設は、自動運転レベル4の社会実装の拡大を見据え、トンネル内など特徴の少ない区間で生じやすい走行方向の車両位置の誤差を、インフラ側から効果的に補正する位置推定技術「T-Localizer」を開発した(ニュースリリース…

    2025.12.22
  • 「 NTTモビリティ」設立 2028年にレベル4の自動運転サービス目指す

    NTTは、将来の自動運転社会の実現を目指す事業会社「NTTモビリティ」を12月15日付で設立し、同17日に報道関係者向けにその事業内容などについて会見を行なった。 NTTモビリティの社長に就任した山下航太氏は、交通の担い…

    2025.12.17

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア