富士通グループのジー・サーチは,データ提供元である科学技術振興機構(JST)と協議の上,新型コロナウイルス感染症対策を進められている研究者たちを支援する目的で,「JDreamIII検索サービス」および「JDream Expert Finder」を無償で提供する(ニュースリリース)。無償提供期間は,2020年3月10日(火)~2020年5月29日(金)まで。
対象者は,新型コロナウイルス感染症対策を進める研究機関・医療機関・民間企業に所属する研究者。新型コロナウイルス感染症対策に資する医薬品・医療機器・医療技術および周辺領域の研究・開発目的の利用を想定している。
「JDreamⅢ検索サービス」
科学技術や医学・薬学関係の国内外文献情報を手軽に検索できる日本最大級のデータベースサービス。JSTが作成するデータベースを,ジー・サーチが高度付加価値サービスとして構築・運用・サービス提供している。科学技術の全分野にわたり網羅的に学協会誌(ジャーナル),会議録・論文集/予稿集,企業技報,公共資料等を情報源とした約8,000万件の文献(バックファイル収録文献数を含む)を収録している。
「JDream Expert Finder」
「JDreamⅢ」に収録されている3,800万件以上の論文・学会発表情報を複雑ネットワークの理論に基づいて解析,約100万人の研究者データベースを構築し,研究キーワード・実績(論文・共著者・人脈図等)のレポートを提供する。また,論文には明記されない研究者の特長(課題解決力,年齢,活動量,人脈等)をAIにより抽出し,企業の技術課題を解決しうる最適な研究者探索を提供する。