QDレーザ,レーザーアイウェア後継機を発表

QDレーザは,ヘッドマウントディスプレー「RETISSA® Display II」の先行受注を開始した(ニュースリリース)。法人向け直販価格は248,000円。出荷時期は2020年2月末を予定しているという。

三原色レーザー光源からの微弱な光とMEMSミラーを組み合わせ,網膜上に映像を描き出すレーザー網膜走査技術「VISIRIUM®テクノロジ」を採用したヘッドマウントディスプレー。2018年12月に発売した「RETISSA® Display」の後継機種となる。

超小型プロジェクタユニットから,片眼の視野中心部(水平視野角約26度,アスペクト比16:9)に,HDMI端子で接続できる機器からのデジタル映像を網膜に直接投影可能。原理上,装着者のピント調節機能の影響を受けにくく,近視,遠視,乱視,老眼などがあっても眼鏡やコンタクトレンズなどの矯正手段を用いずに投影画像を見ることができるという。

また,ピント位置の影響なく視野に映像が重なるため,背景と投影映像のピントずれがないAR(拡張現実)体験が可能だとしている。

この製品の特長は以下の通り。
・網膜上でのビーム品質をチューニングすることで解像感が向上
・前モデルと比べて体積は約半分,重量は40%以上削減
・前モデルと比べておよそ1.6倍の駆動時間を実現
・オリジナルフレームは約24g(プロジェクタ,レンズホルダ除く)と軽量化を実現
・スイッチで簡単に画像が反転でき,フレームへの固定位置を変えることで左右の切り替えが可能
・ステレオミニジャックを搭載
・映像ソースとなる機器への電源供給のため,USBポート(5V,500mA)を搭載
・機器構造の抜本的な見直しによってコストを削減

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