ams,世界最小IR近接センサーを発表

オーストリアamsは,世界最小となるデジタル近接センサモジュール「TMD2635」を発表した(会社HP)。

この製品は,低出力の赤外線VCSEL(垂直共振器面発光レーザー),エミッター,ニアフィールド/ファーフィールドセンシング用の2つのセンシングピクセル,デジタル高速モードI2Cインターフェースを全て,小型ランドグリッドアレイ(LGA)パッケージに組み込んでいる。

また,パッケージの体積がわずか1mm3で,例えばワイヤレスイヤホンの挿入/取り外しを検出することでバッテリー駆動時間を延長し,同製品をもう一つ一緒に使うことで,ボタンの必要なく簡単な非接触式ジェスチャー制御を可能にする。

オプティカルスタックの設計と内蔵レーザーエミッターの高い性能を通じて,優れたクロストーク除去率,周囲光からの干渉の効果的な防止,赤外線測定を正確な近接検出へつなげる効率的なアルゴリズムを得ることができるとする。

バッテリーの容量とサイズが小さいワイヤレスイヤホン製品にとって省電力性能は特に重要となるが,この製品の平均消費電流は,アクティブモード時が70µA,スリープモード時が0.7µAとなる。

成長を続けるオーディオワイヤレスヘッドセット市場向け。この製品を新たな True Wireless Stereo(TWS)イヤホン設計へ組み込むことで,ウェアラブルデバイスメーカーは,長時間使用可能な,より小型で快適なウェアラブル製品を求める消費者の要求に応えられるとしている。

キーワード:

関連記事

  • 光をデバイスでデザインする

    スマートグラスやARディスプレイ、センシング、さらには核融合エネルギーまで、光デバイスの応用領域は広がっている。九州大学総合理工学研究院の濱口達史教授は、VCSEL(垂直共振器型面発光レーザー)を中心に次世代光デバイスの…

    2026.09.10
  • 東海大、冷却装置なしで作動するカーボンナノチューブ熱電素子を開発

    東海大学の研究グループは、単層カーボンナノチューブ(単層CNT)を用いた熱電素子において、薄膜を貼り付ける基板を替えるだけで、同じ素子を「電源」と「熱流センサー」として使い分けられることを明らかにした(ニュースリリース)…

    2026.08.17
  • 東大、光強度とひずみを同時検出するフレキシブルセンサーを開発

    東京大学の研究グループは、光強度とひずみを1つの素子で検出できるフレキシブルマルチモーダルセンサーを開発した(ニュースリリース)。 有機半導体は、軽量で柔軟性に優れ、溶液プロセスによる大面積製造が可能であることから、曲げ…

    2026.07.22
  • スポーツの「1mm」が社会を変える 光技術が支えるサッカーW杯判定

    サッカーW杯の熱狂は、劇的なゴールや番狂わせだけで生まれるものではない。勝敗を分ける一瞬の判定に対し、観客や視聴者がどれだけ「納得できるか」が、世界最高峰の大会には不可欠である。その納得感を支えているのが、カメラ、センサ…

    2026.06.25
  • NTTとグローバルパートナーが「IOWN AI Fund」を設立、次世代AI産業の基盤形成へ

    NTT、Young Sohn氏、SK Group、中華電信、および日本政策投資銀行は、AI時代の先端技術への投資を通じてIOWNエコシステムの構築と新たな事業創出を目指す投資ファンド「IOWN AI Fund」を組成した…

    2026.06.15

新着ニュース

人気記事

編集部おすすめ

  • オプトキャリア