米コヒレントは,切断加工用の高出力UVレーザーサブシステム「PowerLine AVIA NX」と,高スループットUVレーザーマーカー「PowerLine E 5/8 QT」を発表した(会社HP)。
「PowerLine AVIA NX」は,ウェハーや半導体パッケージの切断加工向けの高出力UVレーザーサブシステム。「AVIA NXシリーズ」の40Wモデルと,高精度2軸のガルバノスキャナー,優れたソフトウェアを組み合わせている。長寿命と高い信頼性を特長とし,ウェハーやSIP,PCBの加工などにおいて,高スループットと高い切断品質を実現するという。
「PowerLine E 5/8 QT」は多くの導入実績がある「PowerLine Eシリーズ」のUVモデル。出力モデルは,4Wと7Wの2機種となる。レーザー発振器に加え,高機能なスキャナーと柔軟な制御を可能とするソフトウェアから構成されており,曲面などへの3Dマーキングやオンザフライマーキング,エングレービングや連続加工など,複雑なタスクにも対応可能。透明な樹脂や色のついた樹脂材料などへの高コントラストなマーキングに適しているという。
「PowerLine AVIA NX」の主な特長は以下の通り。
・波長:355nm
・平均出力:20W,40W
・パルス幅:<30ns,<35ns
・繰返周波数:1~250kHz,1~300kHz
「PowerLine E 5/8 QT」の主な特長は以下の通り。
・波長:355nm
・平均出力(@フランジ):4W(45kHz),7W(45kHz)
・平均出力(@加工点):>3W(45kHz),>6W(45kHz)
・パルス幅:<30ns,<25ns
・繰返周波数:20~135kHz