NECは,沖縄と鹿児島を結ぶ大容量光海底ケーブル敷設プロジェクトのシステム供給契約を,沖縄セルラー電話と締結した(ニュースリリース)。
このケーブルシステムは,沖縄県名護市と鹿児島県日置市を結び,総距離は約760km,最大水深は約1,200m。最新の光波長多重伝送方式を採用し,最大設計伝送容量は毎秒80Tb/sとなる。沖縄~鹿児島間を既設ケーブルとは異なるルートで結ぶため,大規模災害など有事の際のバックアップ回線確保に貢献する。
また,沖縄におけるデータセンター建設や5Gサービスの開始などにより,今後さらに見込まれる沖縄~九州・本州間の通信需要拡大に対応するという。このケーブルシステムの稼働開始は,2020年4月を予定している。