ニカミノルタ科学技術振興財団は,光と画像領域の研究に従事する若手研究者を対象に公募した「平成30年度コニカミノルタ画像科学奨励賞」(助成金総額1,100万円)の受賞者を決定した(ニュースリリース)。
この賞は「光と画像領域でのイノベーション創出」を基本コンセプトとし,「光と画像に関する材料及びデバイスの研究」「光と画像に関するシステム及びソフトウェアの研究」「光と画像に関するその他の先端的な研究」を募集研究テーマとした。
今回応募数64件のうち,奨励賞(優秀賞)4名,奨励賞12名,連携賞1名を選出した。このうち,奨励賞(優秀賞)(助成金1件100万円)を受賞した4名と研究タイトルは以下の通り。
厚海奈穂氏 関西医科大学医学部 助教
「蛍光特性を活かした次世代の細胞系譜追跡法の開発を通して,幹細胞による組織の構築・再生過程を可視化する」
伊藤陽介氏 京都大学大学院工学研究科 助教
「ハイブリッド型光ポンピング原子磁気センサを用いた生体磁気の画像化」
小野篤史氏 静岡大学工学部 准教授
「プラズモニックナノ構造をカラーフィルタとした可視近赤外情報同時取得イメージセンサの開発」
松尾和哉氏 北海道大学電子科学研究所 助教
「細胞内バイオマシンのピンポイント光操作系の構築」