大阪芸術大学は,8K映像の最先端企業であるアストロデザインとの間で,新しい8K技術を用いた映像表現コンテンツの制作における協力体制を築き,継続的に様々なコンテンツ制作に取り組んでいく世界初の産学共同研究を行なうと発表した。
5月21日に,あべのハルカス24階の同大スカイキャンパスにて,アストロデザインの鈴木社長を招いて調印式を実施。同時に最先端の8Kカムコーダーをはじめ,HDR対応8Kレーザープロジェクターでの投影や,70インチモニターでの8K映像の再現,共同で作り上げた試作映像などを上映するなど,デモンストレーションを行なった。
同大は総合芸術大学として様々な分野にわたり15の学科を有する。今後,アストロデザインから最新鋭の8K映像機材が導入され,同学において撮影から編集,放送にいたるまでの映像表現を写真や映像,放送学科だけでなく,音楽や美術,工芸,舞台芸術など多様な学科の協力体制をしく。これにより,これまでにないアート作品が誕生することが期待されるとしている。
なお,8K技術は,2018年12月に開始される予定の実用放送や,2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて様々なアプリケーションが立ち上がることが見越されており,映像表現の可能性がさらに広がっていくとしている。