村田機械,薄板~中厚板対応ファイバーレーザー加工機を発売

村田機械は,ファイバーレーザー加工機「LS3015GC」を,2018年4月より販売すると発表した(ニュースリリース)。

この製品は,出力2500W(ワーク板厚軟鋼20mm),4000W,6000W(ワーク板厚同25mm)の3機種をラインナップ。薄板から中厚板のより幅広い板厚に対応したファイバーレーザ加工機となっている。レーザヘッドのXY軸駆動には精密ラック&ピニオンを採用し,高速かつ安定した動きを実現した。

加工ワークを乗せたパレットの入れ替えには,シンプル構造のシャトルパレットを採用。また消費電力量や消費ガス量など,機械からの各種情報を収集できるProcessNet Monitor i(プロセスネットモニターアイ)を標準搭載し,稼働状況やアラーム履歴などの情報をネットワーク経由で確認できる。

同社ではこのレーザー単能機に加え,成形・タップ加工も可能であり,フライングオプティクス方式の採用によってファイバーレーザー加工の高速性を活かせる独自構造のファイバーレーザー複合加工機「LS3015HL」を2016年11月より販売しており,ワーク搬入出の自動化システムとともに,顧客のニーズに対応したファイバーレーザーソリューションを提案していくとしている。

その他関連ニュース

  • ギガフォトンら,ガラスへの高生産微細穴加工に成功 2024年12月05日
  • Neg,CO₂レーザーでビア加工できるガラス基板開発へ 2024年12月05日
  • 古河電工と日亜化学,レーザー加工ラボを開設 2024年11月27日
  • フジクラ,5kW超ファイバレーザーの実運用開始 2024年11月07日
  • ノヴァンタ,マイクロ加工用多軸スキャンヘッド発売 2024年07月09日
  • ファナック,立体加工可能なレーザースキャナを発売 2024年06月24日
  • 信越化学,半導体パッケージ基板製造装置と工法開発 2024年06月20日
  • 古河電工ら,出力5kWの青色レーザー発振器を開発 2024年06月04日