三菱電機は,新技術開発財団が主催する「第50回市村産業賞」において,「FTTH装置の開発と実用化」で功績賞を受賞した(ニュースリリース)。
GE-PONシステム装置,光デバイスを開発し,国内のFTTH加入者数3,000万によりブロードバンド普及に貢献したことが評価されたもの。具体的には,「ブロードバンド通信サービスを提供するGE-PON装置の実用化」において,
・1本の光ファイバを用いて複数ユーザーで1Gb/sの通信データ量の共有を実現
・通信事業者ビル内装置と各ユーザー宅内装置間の通信データ量を状況に応じて制御することで通信効率を向上
・高速に同期再生する技術により,最大1Gb/sの通信データ量を実現 したことおよび,
「1Gb/sの通信データ量を送受信するための高性能な光デバイスを実現」において,
・独自構造の回折格子により,特性の均一性に優れた光デバイスを実現し,送受信時のDFBレーザー光散乱を低減
したことが評価された。