東芝は11月14日,同社の連結子会社である東芝映像ソリューション(TVS)の発行済株式の95%を,中国ハイセンスグループに譲渡することを決定し(5%は継続保持),ハイセンスの中核事業会社である青島海信電器股份有限公司との間で,株式譲渡契約を締結しましたと発表した(ニュースリリース)。譲渡額は129億円。
経営再建中である同社は,社会インフラ,エネルギー,電子デバイス,デジタルソリューションを中期的に注力事業領域として定め,集中的に経営資源を投入していくこととしているが,その中で,映像事業については,同社単独での更なる経営資源の投入及び競争力強化施策の実行は困難な状況だった。
今回の譲渡において同社は,TVSが製造・販売する家庭用テレビ等の映像関連機器における同社ブランドの使用権を継続して許諾するとしている。