光学部品には多くの種類があります。例えばレンズ一つとっても,その形状や材質,組み合わせによって光の振舞いは大きく変わってきます。光学部品の性質を知ることは,光学実験を行なう上で重要な一歩となります。
本書は「基礎編」と「部品編」に分かれており,「基礎編」においては光学に携わるうえで最低限必要となる,幾何光学の基礎や光学設計の基礎を学ぶことができます。
「部品編」では,レンズだけでも球面レンズや非球面レンズと言った基本的なものから,トロイダルレンズや分布屈折率レンズ,フライアレンズなど特殊なものまでについて,その性質や使い方,応用について解説しています。
もちろんレンズ以外にも,ミラー,プリズム,ビームスプリッタ―,フィルター,偏光子,光変調器,回折光学素子,光MEMSなど,光学実験や光学設計に必要な光学部品についても,手広く掲載しています。
執筆は,光学部品・機器メーカーの技術部門担当者がそれぞれの専門について行なっており,Amazonのレビューでも高い評価を頂いています。光学実験を行なう方には必携の一冊です。
目次等はこちらで確認することができます。ご購入は発行元のオプトロニクス社のオンライン書店ですることができます。研究室に一冊,本書を置いてみてはいかがでしょうか。