パナソニック,テスラと太陽電池で協業へ


パナソニックは,太陽電池分野で米テスラモーターズとの協業に向けた検討を開始する(ニュースリリース)。

具体的には,北米市場向けに,テスラ社傘下のバッファロー工場における太陽電池セル,モジュールの生産協業に関する検討で,2016年10月17日,同社との間で法的拘束力の無い意向表明書を締結,同社が太陽電池分野で持つ技術・製造力の強みと,テスラ社の強い販売力との相乗効果など,両社が持つ強みを生かした協業を検討していくという。

同社は,結晶シリコン基板とアモルファスシリコン膜を組み合わせた独自のヘテロ接合型太陽電池「HIT®」の生産・販売を行なっている。この製品は世界トップレベルの発電効率と,優れた温度特性により,限られた面積でも大きな発電量を実現している。

また,製造面では,インゴットから,セル,モジュール,さらにパワーコンディショナなどのシステム機器まで一貫生産を行なっており,グローバルでの太陽光発電事業の拡大を着実に進め,再生可能エネルギーの普及促進による持続可能な社会の実現を目指すとしている。

その他関連ニュース

  • 産総研,ペロブスカイトPV自動作製システムを開発 2024年10月03日
  • 国内太陽光発電導入容量は5,040MWと前年より減少
    国内太陽光発電導入容量は5,040MWと前年より減少 2024年08月30日
  • 阪大ら,緑色光を発電に用いる有機太陽電池を開発 2024年08月29日
  • 【解説】機械学習×ロボットが,研究者を単純労働から解放する 2024年08月19日
  • 日本電気硝子子会社,太陽光発電によるVPPAを締結 2024年07月30日
  • PXPら,曲がる太陽電池で研究開発プロジェクト採択 2024年07月16日
  • NIFSら,ナノ秒紫外レーザーでPVにナノ構造を形成 2024年07月11日
  • 東京都港湾局と東芝,ペロブスカイト太陽電池を検証 2024年07月01日