パナソニックは,ドローンと大型風船を融合し,スポーツやイベントなどでさまざまな演出が可能なドローンシステム「バルーンカム」の開発・製造,販売に関するライセンスの提供を8月1日より開始した(ニュースリリース)。
これは,塩化ビニール等の生地で構成され,ヘリウムが充填されるバルーン部分,およびローターユニット,フレーム,コントローラー,無線受信機とバッテリー部を合わせたドローン部で構成される法人向け小型無人航空機であり,同社は本年6月に,その試作機を完成させた。
風船内にドローン全体を組み込んだ構造とすることで,安全性を高めたものになっている。さらに,プロペラの推進力を最適制御することにより,飛行の安定性と機動性を両立した。
機体にカメラやLED,プロジェクターを搭載することで,ボディ全体を生かした光の演出や情報表示が可能となっている。
同社は,「バルーンカム」の開発・製造、販売に関するライセンス提供を行なうことで,エンターテインメント業界,広告業界など,さまざまな業種・業態での「バルーンカム」の有効活用を推進していくとしている。
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