オフィール,ドローン向けMWIRズームレンズを発表

米MKS Instrumentsは,「Ophir LightIR 18-225mm MWIR f/4連続ズームレンズ」を発表した(製品ページ)。

この製品は,低SWaP,高性能,モータ駆動式連続ズームレンズの「LightIRファミリー」に新たに追加され,より小さいサイズの「10μm SXGA/HD FPA(フォーカル・プレーン・アレイ)」および「15μm VGA FPAディテクター用」に最適化されているという。

また,この製品はレンズの長さと重量を大幅に削減し,レンズが組み込まれている光学システム全体のサイズと重量を大幅に削減する,光学要素を減らしたコンパクトな設計が特長。レンズの重さはわずか326gで,類似のレンズよりも20%小さくなっており,サイズ,重量,消費電力の削減(SWaP)や,産業用,国土安全保障や防衛市場におけるマイクロ/ミニ戦術ペイロードドローンや戦術UAV IRカメラなどの小型ジンバルサーマルイメージングアプリケーションの厳しい要件に適しているという。

さらに,この製品は革新的な設計により,過酷な環境でも回折限界に近い性能を実現。見通し線(LOS)の安定化,アサーマル化,ズーム範囲全体でのフォーカスの維持,高いイメージング性能などの課題にも対処する。レンズのメカニカルおよびエレクトロニカルインターフェースにより,カメラシステムへの容易な統合が保証されているとしている。

この製品は,オフィールジャパンが日本国内にて販売する。

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