ハートの瞳で何を見た? ダビデ 月谷昌之介 イタリア,トスカーナの花の都,フィレンツェに彼は居る。1504年に完成された当時は,ヴェッキオ宮殿前の広場に置かれていたが,1873年に現在のアカデミア美術館に移された。ダビデ像。500年以上もの間,多くの人 […] 2013年07月23日 ひかりがたり ,連載シリーズ ひかりがたり 第4回 著者:月谷昌之介
幟で分身 月谷昌之介 仕事帰りの夜,僕は「好評分譲中」の幟(のぼり)がパタパタと不気味に揺らめく暗い道を歩いていた。たった数区画しかないのに長い間それは立っているから,僕としては「好評」の意味を疑っていた幟である。遠くには十字路の […] 2013年06月24日 ひかりがたり ,連載シリーズ ひかりがたり 第3回 著者:月谷昌之介
つながって良かった 光と電磁波 月谷昌之介 東急東横線と東京メトロ副都心線がヒカリエのある渋谷でつながり,横浜中華街から川越までが乗り換えなしで行き来できるようになったことが,まるで日本の一大事でもあるかのように華々しく報道された。たしかに首都圏の人の […] 2013年06月10日 ひかりがたり ,連載シリーズ ひかりがたり 第2回 著者:月谷昌之介
これも運命 -屈折率の波長分散- 月谷昌之介 小学校低学年の頃,僕が誕生日のプレゼントに顕微鏡をねだったら父が意外にもあっさりと受け入れてくれた。もしかしたら父にとって僕が科学に目覚めていくことがうれしかったのかもしれない。 その顕微鏡で僕が最初に観察し […] 2013年04月09日 ひかりがたり ,連載シリーズ ひかりがたり 第1回 著者:月谷昌之介