ICTの深化と社会の分断


2023年が始まります。引き続き,波乱の多い年になりそうな感じです。ウクライナ戦争は続きそうだし,米中対立はますます激化しそう,気が休まりません。12月10日の日経に,「米国に残るパラノイドの病根…」,との記事が掲載されていました。意見や利害の対立に直面すると,パラノイド(偏執症)的に,過度の興奮や疑念,攻撃性,猜疑・妄想性といった症状を呈する人やグループが増えている,との指摘です。

個人や少人数による周囲の人々に対する無差別的な攻撃(銃やナイフを振り回す)は,ご承知の通り,米国をはじめ,我が国を含む各国で頻発しています。かなり大きなグループ同士が暴力的に対立すると,それは内戦です。「米国,内戦」でウェブ検索すると,この1年,何本もの記事がヒットします(例えば,本稿:2022. 08)。

この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。

ログインフォーム
 ログイン状態を保持する  

    新規読者登録フォーム

    同じカテゴリの連載記事

    • 「農政の歪み」に改革を 井筒 雅之 2024年12月10日
    • 大きな政府か,小さな政府か 井筒 雅之 2024年11月10日
    • “大地震予知”につながる電離層観測への期待 井筒 雅之 2024年10月09日
    • 求められる「再生可能エネルギー」 井筒 雅之 2024年09月11日
    • AIの活用とサイバーセキュリティ 井筒 雅之 2024年08月12日
    • 来るべき「スパース社会」に歯止めをかける方策とは 井筒 雅之 2024年07月10日
    • 日本の未来に立ちはだかるエネルギー問題 井筒 雅之 2024年06月11日
    • 光業界に求む,チャレンジ精神 井筒 雅之 2024年05月10日