5G(第5世代移動通信システム)に関連して,このところ,システムには某国の機材を使用させないとか,ヨーロッパでは使用を必ずしも禁止しないとか,様々なメディア上で,かまびすしく話題となっています。
ご承知の通り,5Gでは大容量通信が可能になる,通信に要する遅延時間が短い,さらには同時に多数の端末と通信できる,など,現在のシステムに比べ性能が大きく向上するはずですので,ソサイエティ5.0を深化させる上で大きな役割が期待されています。
仕様の詳細は本年の9月に確定するのだそうですが,にもかかわらず,最近の技術報告などでは,次のステージであるBeyond5G(B5G)とか6Gなどの話題が散見されるようになってきました。随分せっかちな事だとも感じられますが,チェックしてみたところ,Beyond5Gとの文言は,2015年の情報通信白書にも出てきますので,技術者はずっと以前から5Gの次を準備してきたわけです。ICTの指数関数的発展に鑑みれば当然の対応なのかもしれません。
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