半年ほど前ですが,最近の大雨で氾濫し被害を出した川に増水を検知するためのセンサが取り付けられた,との報道がありました。橋の脇に超音波センサを設置し水面の高さを監視するものです。夜間の店舗とか駐車場などほとんど動くものがない中で何か動くものを見つけるのに画像センサが用いられる様ですが,川の流れなど自然の風景の中で生じる景色の変化を即座に見つけるのに,画像認識技術は経費や信頼性などの点でまだ十分対応できないのかもと思いました。技術がもっと進歩すればきっと画像による監視に置き換わるのでしょう。もっとも,もう10年近く前ですが,土石流の発生を検知するのに川の上流で両岸にワイヤーを渡し,ワイヤーが切れると電気信号がふもとに伝わって警報が鳴る,とのシステムが紹介されていました。それに比べればかなりの進歩です。
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