強い陽射しの中を,眉間にしわを寄せて歩いている。日光を遮るものは全くなく,暑さで頭もぼうっとしてきた。こんな時には,「女神様が現れて快適にしてくれたらいいのに」などと,ありもしないことを願ってしまうのである。さて,そんな時に,もしも奇跡が起きて女神様が現れたとしよう。彼女は両手のそれぞれに「⇦左:日陰」「右:日影⇨」という道標を掲げている。「えーと,どっちに行けば良いのでしょう?」と聞いてみても,彼女は何も言わずに,ただ悪戯っぽい微笑を浮かべるばかりである。さて,どっちに行くべきか。日陰も日影も変わらなそうだから,どっちでも同じかもしれない。
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