1983年 東京理科大学 理工学部 機械工学科 卒業
1983年 科学技術庁 航空宇宙技術研究所 研究職
1994年3月~1995年2月 オランダ デルフト工科大学 客員研究員
1996年 科学技術庁 航空宇宙技術研究所 主任研究官
2003年9月~2006年3月 国土交通省 航空局技術部 航空機安全課 航空機検査官
2007年 独立行政法人 宇宙航空研究開発機構 主幹研究員
2017年7月より,国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構 航空技術部門 研究領域主幹
航空機の事故は機体や制御装置の進化もあり,特に大型旅客機では減少傾向にある。実際,ここ5年ほどの日本国内の民間航空機の事故による死者数は10人以下で推移しており,事故件数では小型飛行機がその多くを占めている。
その中にあって目立つのが乱気流による大型旅客機の事故だ。乱気流に巻き込まれると機体は激しく揺さぶられ,シートベルトをしていない乗客や乗務員だけでなく,ワゴンまでもが宙を舞い,床や天井に叩きつけられる。そのため,けが人が出ることも少なくない。
最悪の場合,墜落に至ることもある乱気流だが,航空機に搭載されている気象レーダーでは捉えられないことが大きな問題となっていた。
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