隣の芝生は青かった

著者: 月谷 昌之介
hikari_1507_01

「隣の芝生は青く見える」という言葉がある。これは,“The grass is always greener on the other side of the fence”が日本語に訳されたもので,「他人の物は何でも自分の物よりも上等に見えてしまう」という意味で使われる。「まあ,そんなに他人を羨ましがらなくてもいいんじゃない」というご教訓的な意味で用いられるが,同じ意味のことわざはいくつかあって,「隣の薔薇は赤く見える」とか,中には「隣の飯はうまい」などというものもある。日本では芝生のある家が決して多いとは思えないが,なぜだか「隣の芝生…」が一般的によく用いられるのである。

この続きをお読みになりたい方は
読者の方はログインしてください。読者でない方はこちらのフォームから登録を行ってください。

ログインフォーム
 ログイン状態を保持する  

    新規読者登録フォーム

    関連記事

    • フォトサーマルナノポアによる単一分子レベルでのラベルフリータンパク質構造ダイナミクス解析技術

      1. 背景 タンパク質の三次元構造は,生命現象の根幹を支える重要な要素である。X線回折を用いて立体構造解析が報告されて以来,核磁気共鳴分光法やクライオ電子顕微鏡,質量分析など,多様な実験技術が開発され,タンパク質の構造と…

      2026.01.13
    • 2026年・午年にちなんで

      今年の干支から~馬に関わる思わぬ話題 2026(R. 8)年を迎えました。今年の干支は午年(うまどし)で,午年の中でも60年に一度巡ってくる丙午(ひのえうま)になります。十二支(子丑寅卯辰巳午…)は中国発祥の概念で,年・…

      2026.01.10
    • 鏡という秘境

      鏡は人類にとって最も身近な光学素子と言っても過言ではない。現存する最古の金属鏡は紀元前2800年頃のものらしい。そんな長い歴史を持ちながら,鏡はいまだに謎を秘めている。「鏡に映った自分の姿は左右が反転するのに,上下は反転…

      2025.12.11
    • 超低電圧で発光する青色有機EL素子の開発

      1. はじめに 有機発光ダイード(OLED),つまり有機ELは色鮮やかな映像を映し出せることから,スマートフォンや大画面テレビなどに使われ既に市販されている。さらに近年ではVRゴーグルのプロジェクターや,PC画面,車載用…

      2025.12.10
    • 音商標について

      商標は一般的に二次元平面に描かれる文字や図形で示されますが,1997(H. 9)年に三次元の立体的な形状の「立体商標」が認められ,更に今から10年前の2015(H. 27)年4月1日に5つの分野の商標が新たに追加されまし…

      2025.12.10
    • AIみたい

      8 月のお盆明けに,北アルプスの白馬岳に登ってきた。今回辿った蓮華温泉からのコースは,後立山連峰の新潟側に連なる朝日岳や雪倉岳などの,たおやかな景色を横に眺めながら登る稜線歩きだ。ゆったりとした緑の峰々の,ところどころに…

      2025.11.10
    • レゴブロックの世界

      10月に無事終了した大阪・関西万博では,シンボルとなっていた大屋根リングが話題になっていました。高さ約12 m(一部約20 m)で,外径約675 m,周長約2 kmの構造物で,109個の木架構ユニットをつなぎ合わせて造ら…

      2025.11.06
    • 放射光顕微メスバウアー分光装置の開発

      1. はじめに 鉄は,我々の生活に欠かすことのできない材料である。建築物の骨組みや自動車に使用される鉄鋼材,モーターやハードディスクに用いられる磁性材料,さらには塗料や工芸品の素材として利用される酸化鉄など,鉄は多様な分…

      2025.10.14
    • 青い花火は手強いか

      大学4 年の夏,部活の同期数名と旅行をしていた途中,新潟県分水町(現在は燕市)にある友人の家に泊めてもらったことがある。そこでは朝昼晩のご馳走だけでなく,近くの名所にドライブに連れて行ってもらうなど,大いにもてなしを受け…

      2025.10.10

    新着ニュース

    人気記事

    新着記事

    • オプトキャリア